爪蓮華とは?
爪蓮華(つめれんげ)は、オロスタキス属(Orostachys)に属する日本原産の多肉植物で、シャープな葉先が「爪」のように見えることから名付けられました。爪蓮華(つめれんげ)は、ただ美しいだけの多肉ではありません。
秋には塔のような花を咲かせ、冬には枯れ葉に包まれ、そして春には見事に復活する──まるで四季を生きる小さな芸術品。
この記事では、そんな爪蓮華の魅力をたっぷりとご紹介します。育てるたびに感じる命の強さと、季節ごとの美しさに、きっとあなたも心を動かされるはずです。
秋に咲く“塔”のような花とその後
秋になると、爪蓮華は中心からまるで塔のように美しい花茎を立ち上げ、白く繊細な花を咲かせますその姿は圧巻で、ひと目見れば忘れられないほどのインパクトがあります。
ただし、この花を咲かせた株は役目を終えて枯れてしまう、いわゆる「一生一花(モノカーピック)」の性質を持っています。
でも心配は無用。花を咲かせる前にたくさんの子株を周囲に残しているため、新しい命がそこから次々と育ち、むしろ前よりもにぎやかになることも。まるで命のバトンが受け継がれていくようで、育てる楽しさが一層深まります。

鮮やかな紅葉も楽しみのひとつ
秋が深まるにつれて、爪蓮華の葉は徐々に赤やオレンジに色づき、まるで草原に火が灯ったような美しさを見せてくれます。多肉植物の紅葉は品種によって個体差がありますが、爪蓮華の紅葉は特に鮮やかで、箱庭や寄せ植えに彩りを添える名脇役です。
冬枯れしても、必ず春に復活する
冬になると、爪蓮華は葉を落とし、まるで枯れてしまったかのように見えることがあります(※画像3参照)。一見すると「もうダメかも」と思ってしまいがちですが、これは自然な休眠状態。春になれば、土の中や株元から新しい芽が吹き出し、息を吹き返したように元気な姿を取り戻します。
このたくましいサイクルも、爪蓮華ならではの魅力のひとつ。育てている人だけが味わえる、小さな感動です。
爪蓮華を楽しむためのポイント
- 日当たりと風通しの良い場所が最適
- 水やりは控えめに。春秋は月2〜3回、夏冬は断水気味に
- 花芽が上がったら見届けて、その後は枯れた株を整理しましょう
- 子株は放っておいても増えますが、株分けで整えてあげると美しく育ちます
まとめ:育てるたびに、命の強さと美しさを感じる
爪蓮華は、一年を通して姿を変えながらも、常に魅力を放つ多肉植物です。特に「花を咲かせて枯れても、次の世代へと命をつなぐ」姿には、植物の強さと神秘を感じさせられます。初心者にも育てやすく、長く付き合っていける植物なので、ぜひおうちに迎えてみてください。
我が家の爪蓮華 春夏秋冬
2019年6月購入

ホームセンターで見つけた一寸鉢の小さな爪蓮華を3ポット、お迎えしました。
あの日から、我が家で季節を重ねています。
2021年8月

ダイソーのキャラクターポットに植え替えてから、もうすぐ2年。
小さなロゼットだったそれぞれが、次々と子株を出して立派に成長し、鉢の中はぎゅうぎゅうの密生状態に。
ここまで来るとさすがに窮屈そうで、そろそろ植え替えのタイミングかもしれません。でも、こんなにぎゅっと詰まった姿も愛らしくて、もう少しこのまま眺めていたい気もします。
とはいえ、葉と葉の間に風が通りにくくなってきているのも気になります。
このままでは蒸れやすくなってしまうかもしれないので、思い切って植え替えをすることに。
どれだけ子株が取れるのか、今からワクワクです。
2022年4月 爪蓮華、大改造!ぎゅうぎゅう鉢から広々プランターへ

思い切って夫(多肉屋365の店長さん)手作りのプランター鉢に植え替えることにしました。そんな植え替えの様子を、写真と一緒にレポートします!
軽くて通気性も良く、爪蓮華のライフスタイルにもぴったり!
絵柄やメッセージも入っていて、置いておくだけでもほっこりするお気に入りの鉢です。
ひとつひとつの株にゆとりができて、気持ちよさそうな姿に。
爪蓮華はとても丈夫で子株もどんどん増えます。
我が家の鉢も、いつの間にか葉同士が押し合いへし合い…風通しも悪くなり、蒸れが気になってきました。
ここまで育ってくれてありがとう、の気持ちを込めて、今回のお引っ越しです。
■ 植え替え後のポイントとひとことメモ
- 最初の数日は明るい日陰で管理して根を落ち着かせて
- 水やりは根が落ち着いてからでOK(だいたい3〜5日後)
- 株がバラバラにならないよう、少し寄せ気味に植えるとバランス良く見えます
植え替え後は少し寂しく見えるかもしれませんが、またすぐに子株が増えて賑やかになるのが爪蓮華の魅力です♡
🌼2022年秋 ― 爪蓮華、花の季節へ

2022年の秋。
爪蓮華に、高く伸びる塔のような花芽が現れました。
毎年見ていても、この姿にはつい目を奪われます。

やがて、その先端からふわふわとした白い花が咲きはじめ──
一斉に咲きそろう様子は、まるで綿菓子のよう。
小さな花が無数に集まり、ぽわんと明るい雰囲気を漂わせます。
けれど、この花が咲いた株は、その役目を終えてゆっくりと枯れていきます。
初めて育てたときは驚いたものですが、これは爪蓮華の自然なライフサイクル。
子株たちはしっかりと命を受け継ぎ、また新しい季節に向けて動き出します。
枯れても、終わりではない。
爪蓮華の花は、次の命のバトン。
そんな姿に、何度見ても心を打たれます。
🍁秋から冬へ──紅葉と休眠、爪蓮華の静かな時間

■ 秋のご褒美、鮮やかな紅葉
秋が深まるにつれ、爪蓮華の葉は少しずつ色づいていきます。
緑だった葉が赤やオレンジに変化し、まるでミニチュアの紅葉。
一斉に染まるその姿はまさに秋のご褒美で、見ているだけで心がほっこりします。

■ そして冬へ──葉が枯れて、静かな休眠期へ
気温が下がり始めると、紅葉した葉はやがて枯れて、株全体が茶色に包まれていきます。
初めて見ると「枯れてしまったのでは…?」と心配になる姿ですが、これは爪蓮華の自然な休眠のかたち。
■ 春の訪れとともに…
そして春。
枯れ葉の間から、ぷっくりとした緑の新芽が顔を出しはじめる瞬間がやってきます。
この生命の息吹を見られた時の感動は、育てている人だけが味わえる特別なもの。
またひとつ、季節を一緒に越えられた喜びがこみ上げてきます。
爪蓮華の秋から冬は、静かで、けれどとても豊かな季節。
紅葉の美しさに癒され、やがて茶色くなっても、また春には新しい芽が生まれます。
「枯れる=終わり」ではないということを、爪蓮華はそっと教えてくれるようです。
2025年春、新たなシーズンがスタートしました
冬の眠りを越えて、爪蓮華が元気に目覚めはじめました。
今年は、もっとゆったり、もっとのびのび育ってほしいと思い、広めの鉢へと植え替えをしました。

🪴 のびのび育ってほしいから、今春のテーマは「ゆったり」
これまで窮屈だった鉢を抜け出して、それぞれの株が自分のスペースを持てるように。
あえて詰めすぎず、風通しよく、春の陽射しがどの株にもまんべんなく届くよう配置しました。
ポットからそっと取り出して、根を少しほぐしてあげると、まるで植物もホッとしたように見えるから不思議です。
🌸 春の植え替えのコツ
- 土は水はけのよい配合で(赤玉土・鹿沼土・パーライトなど)
- 株間はゆったりと(今後の子株増加も見越して)
- 植え替え後は数日間、日陰で休ませてから徐々に日光へ
☀️ 春からの成長が楽しみ!
今はまだ小さなロゼットたちも、夏に向けてどんどん子株を出し、またにぎやかになっていくはず。
空間に余裕があるからこそ、ひとつひとつの成長が際立って見えるのも楽しみです。
🌿 まとめ:春は、やさしく再スタートの季節
冬を越えてくれた命にありがとうの気持ちを込めて。
そして、新しい季節を迎える希望とともに。
爪蓮華の春は、私にとっても気持ちを整える大切な節目です。
爪蓮華と過ごす四季は、小さな変化の積み重ね。
手をかけすぎず、けれど見守って育てるその時間は、日々の中のささやかな幸せです。
また新しい季節も、爪蓮華とともに楽しんでいけたらと思います。
これからの成長の様子も、またお届けしていきますね🌸
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