【多肉植物】ラウイ!諦めなくてよかった!我が家のラウイ、試練を乗り越え咲く

多肉図鑑

ラウイ(Echeveria laui)は、エケベリア属の中でも非常に人気のある多肉植物で、その特徴的な美しさからコレクターに愛されています。以下にラウイの特徴や魅力を詳しく説明します。

ラウイの特徴

  1. 美しい粉質の葉
    ラウイの最大の特徴は、葉に付着する厚い白い粉(ブルーム)です。この粉は、植物自身が生成するワックス成分で、日光や乾燥から身を守るためのものです。この粉が剥がれやすいため、取り扱いの際は注意が必要です。
  2. 丸みのある葉とロゼット型の形状
    ラウイの葉は丸みを帯びており、バランスの良いロゼット型に整っています。この形状はエレガントで、一つの芸術作品のように見えます。
  3. 淡いピンクの色味
    日光の条件が整うと、葉の縁や全体がほんのりとピンク色を帯びることがあります。この微妙な色の変化が、育てる楽しさをさらに引き立てます。
  4. 生長速度が遅い
    ラウイは比較的成長が遅い品種です。そのため、長期間にわたって形の美しさを楽しむことができますが、大きくなるまでに時間がかかります。
  5. 原産地と自然環境
    ラウイはメキシコの高地に自生しています。原産地では乾燥した環境に適応しており、昼夜の温度差や強い日光に耐える性質を持っています。
  6. 開花の魅力
    成熟したラウイは、春から夏にかけて薄ピンク色やオレンジ色の花を咲かせます。この花は葉の美しさと相まって非常に目を引きます。

ラウイの魅力

  • 観賞価値の高さ
    一つ一つの株が美術品のような存在感を放ちます。
  • コレクターアイテム
    美しい姿と扱いの難しさから、多肉植物の愛好家やコレクターの間で非常に高い人気を誇ります。

注意点

  • ラウイの白い粉はデリケートで、触れると簡単に剥がれてしまいます。粉を失うと見た目が損なわれることがあるため、できるだけ触れないように取り扱いましょう。
  • 生長速度が遅いため、市場で販売されている株のサイズが小さい場合もありますが、それがまた魅力でもあります。

成長アルバム

「ラウイの成長はとてもゆっくりで、まるでのんびり屋さんのようです。

そして、我が家で育てていたラウイは、とても気難しい子でした。そんなラウイにヤキモキしながら見守った、成長の記録です。


2020/11/11 鉢植えで多肉専門店から購入

初めてのラウイを多肉専門店で購入しました。

ちょうど夏を乗り越え、成長期に入った時期だったので、これからの変化が楽しみでワクワクしていました。

葉には少し艶がなく、シワシワした感じもありましたが、多肉植物の専門店からお迎えした安心感もあり、植え替えずにそのまま育てることにしました。

2020/12/2 土を取りの状態をチェック

土の中には長い茎がありましたが、その途中が腐っており、根もほとんどない状態でした。

腐っている部分はカットし、自分のオリジナル配合の土に植え替えて、経過を観察することにしました。

2021/3/21 春の成長期でも ますます小さくなるラウイ

期待を込めて植え替えをしてみましたが、様子は変わらず…。

春の成長期を迎えようとしているのに、根が出ている気配がありません。

気になって指でそっと触れてみても、根が張っていれば感じられるはずの抵抗が指先に伝わってこず、不安が募ります。

2021/4/05 梅干しのようにシワシワになったラウイ

再度抜いてみると、ラウイはさらに小さく縮み、シワシワの姿に…。

根っこもまったく出ておらず、ただ見守ることしかできない状況でした。

どうにか復活させたい一心で、当時話題になっていたあの方法を試してみることに。

もう、まさに神頼みの心境です…😓

2021/6/4 ラップで湿度アップ

海外のYouTubeで見た方法を試してみました。
カップに水を張り、ラップをして湿度を保ちつつ、根のカット面を乾燥させないように管理するというものです。

さらに、カット面が固く角質化しているようなら、爪でガリガリと傷をつける…まるで荒業のような方法!

そして数日後――
あれほど頑なに発根しなかったラウイから、小さな赤い根っこが出てきました!

まさかの展開に驚きつつも、ようやく希望の光が見えました✨

2021/6/10 再び植え付け

梅雨、そして夏へと向かう不安な季節ではありますが、小さな赤い根っこを信じて、再び土に植え付けました。

これからの成長を願い、水やりも開始。

真夏に向かうため、水はけを重視し、鹿沼土に植え付けることにしました。

ただし、水を切りすぎないように注意しながら、慎重に様子を見守ります。

2021/7/03 真夏も休眠しないよ

植え付けから約1ヶ月。

あの小さな赤い根っこが、しっかりと水を吸っているのでしょう。

ふっくらとした葉が展開し、ブルームもずいぶん増えてきました。

一般的に多肉植物は夏に休眠すると言われていますが、このラウイは違いました。

真夏の暑さの中でも逞しく成長し、眠ることなく前へ進んでいます。

2021/12/10 2年目、初めての紅葉

1年目の冬は紅葉どころではなく、ただ生き抜いてくれただけで「ありがとう」と思うほどでした。

しかし、迎えた2年目の冬。ラウイはほんのりと紅葉し、優しいピンク色を纏ってくれました。

ここまで成長してくれて、本当に良かった。

2023/3/29 3年目の春、ついに開花!

ついにラウイが可愛らしい花を咲かせました。

ピンクの花弁が優雅に開き、鮮やかな赤と黄色のコントラストがとても美しいです。

長い道のりを乗り越え、ここまで成長してくれたラウイの姿に感動。

これまでの苦労が報われる瞬間ですね。

2025/2/9 現在です

ラウイの5年間の成長記録 〜のんびり屋さんの軌跡〜

はじまり(2020年)

ラウイとの出会いは2020年の秋。多肉専門店で購入し、夏を乗り越えたばかりのラウイにワクワクしながら育て始めました。しかし、葉には少しシワがあり、艶も控えめ。それでも、信頼できる専門店からのお迎えだったので、植え替えずにそのまま様子を見ることにしました。

試練の冬(2020年12月)

土の状態をチェックするために抜いてみると、長い茎の途中が腐り、根がほとんどない状態…。ショックでしたが、腐った部分をカットし、オリジナル配合の土に植え替えて経過観察を開始しました。

成長期でも縮むラウイ(2021年春)

春の成長期になっても、一向に根が張る気配がありません。指でそっと触れても、根付いた感触がなく、ヤキモキする日々。ついに再び抜いてみると、小さく縮み、シワシワの姿になっていました…。もはや神頼みの心境で、海外のYouTubeで見た「湿度を上げて発根を促す方法」を試してみることに。

奇跡の発根(2021年6月)

カップに水を張り、ラップをかけて湿度を保つ方法を実践。さらに、カット面が角質化している部分には爪で傷をつけるという荒技も…。すると数日後、あれほど頑なに発根しなかったラウイに、小さな赤い根が!本当に嬉しい瞬間でした。

再び土へ(2021年6月10日)

発根を確認し、梅雨と真夏を控える中、再び植え付け。水はけの良い鹿沼土を使用しつつ、水切れしすぎないように気をつけながら、慎重に育てることにしました。

ついに成長!(2021年7月)

植え付けから1ヶ月、ラウイはふっくらした葉を展開し、ブルームも増えてきました。夏は休眠すると言われる多肉植物ですが、このラウイは違いました。真夏の暑さの中でも逞しく成長し、しっかりと根付いてくれたのです。

初めての紅葉(2021年12月)

1年目の冬は紅葉どころではなく、ただ「生き抜いてくれたこと」に感謝するだけでした。しかし、2年目の冬を迎えたラウイは、ほんのりと紅葉。寒さに耐えながらも、その姿は美しく、成長を感じられる瞬間でした。

開花(2023年春)

3年目の春、ついにラウイが花を咲かせました!ピンクの花弁が開き、鮮やかな赤と黄色が映える姿に感動。これまでの試練を乗り越えたラウイが、確実に成長していることを実感しました。

そして現在(2025年2月)

5年目を迎えたラウイは、何事もなかったかのように優雅で美しい姿に。あのシワシワで瀕死だった姿が嘘のように、たっぷりとした葉を広げています。ゆっくりながらも、確実に成長し、我が家でしっかりと根付いてくれたラウイ。これからも大切に育てていきます。


まとめ

ラウイは本当にのんびり屋さん。でも、時間をかけてじっくり向き合えば、確実に成長してくれる植物です。発根せず、シワシワになった時は不安でいっぱいでしたが、試行錯誤しながらここまで育ってくれました。

焦らず、じっくりと。ラウイと過ごした5年間は、多肉植物の成長の奥深さと、それを見守る楽しさを改めて感じさせてくれる時間でした。これからも、のんびりと付き合っていきたいと思います。

ラウイ、これからもよろしくね! 😊🌿✨


最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。

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