発根について、土に植えるかどうかで発根スピードが変わるか気になりますよね。
最初に、一般的な発根の方法についてお話しします。
後半では私が現在行っている方法についてお話しします。
一般的な方法
土に植える場合
- メリット:
- 土に接することで湿度が適度に保たれ、発根しやすくなる場合があります。
- 根が出た後にそのまま成長を促しやすいです。
- 注意点:
- 植えた後、土が常に湿っていると根腐れや病気の原因になります。
- カット面がしっかり乾燥してから植えるようにしましょう。

土に植えない場合(乾燥発根)
- メリット:
- カット苗を風通しの良い場所に置いて乾燥させることで、湿りすぎによるリスクを減らせます。
- 発根後に土に植えるため、管理がしやすい。
- 注意点:
- 乾燥状態が続きすぎると発根に時間がかかる場合があります。
- 少し湿度を与えたい場合は、軽く湿らせたキッチンペーパーやミズゴケを下に敷く方法もおすすめです。
発根を早めるコツ
- 適度な湿度を保つ
- 土に植える場合は、乾き気味の土を使い、お水やりも開始します。
- 空気中の湿度を上げるために、苗を透明な容器(蓋付きのプラケースなど)に入れ、湿度管理を行うのも有効です。ただし、蒸れないように注意してください。
- 日光と温度管理
- 発根には適度な光が必要です。直射日光は避け、明るい日陰で管理します。
- 発根を促進するには**15~25℃**の安定した温度が理想的です。
どちらが良いか?
一般的には、土に植えた方が発根は早い傾向にあります。ただし、環境によって異なるため、以下のように使い分けてみてください:
- 湿度が低い冬場: 土に植える方が管理しやすい。
- 湿度が高い梅雨や夏場: 乾燥発根の方が安全。

私の方法
抜き苗の植え付け方法と注意点
初心者の方にもわかりやすく、私なりの失敗しにくいコツをまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
抜き苗の植え付け方法
- 土の準備
- 多肉植物用にブレンドした乾燥しやすい土を用意します。
- 鉢の底にアミを敷き、鉢の縁まで土を入れます。
- 鉢の選び方
- 鉢は苗の直径と同じくらいの大きさを選びましょう。
- 大きすぎる鉢は土の量が多くなり、過湿の原因になるため注意が必要です。
- 水をかける
- 植え付け前に土にサーっと水をかけておきます。
- 土を湿らせることで、土に面している部分の湿度が上がります
- 苗を置くだけ
- 準備した土の上に苗を「置くだけ」でOKです。
- 若干押し付ける程度で十分です。
発根を促すコツ
- 発根チェックは「見ない」
- 発根が気になっても、土をめくって確認するのはNGです。
- 根が出始めたばかりの繊細な時期に触ると、根が切れてしまい成長が遅れます。
- カビの心配はしすぎない
- 白いカビ状のものが出る場合もありますが、多肉植物が元気であれば気にする必要はありません。
- むしろ、湿度が適度にあることで発根が促されます。
水やりのポイント
- 適度な湿度が重要
- 根が出るためには適度な湿度が必要です。
- 土が乾いたらたっぷりと水をあげ、乾燥と湿度のメリハリを意識しましょう。
- 鉢の重さを覚える
- 水やり前後の鉢の重さを覚えておくと、タイミングを掴みやすくなります。
- 葉っぱの様子を観察する
- 鉢が軽くなり、葉がシワシワとして柔らかくなったら、再びたっぷり水をあげましょう。
まとめ
多肉植物は意外と強く、環境に順応する力があります。植え付け時の重要なポイントは「過剰に手を加えないこと」。特に発根時期は見守ることが大切です。土の準備や水やりのコツを押さえれば、抜き苗でも元気に育ってくれます。
適度な湿度と乾燥のバランスを意識して、多肉植物ライフを楽しみましょう!😊

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