冬の多肉花壇管理ガイド:多肉種類別解説23種
寒さが厳しくなる冬、多肉植物をどのように管理するか悩む方も多いでしょう。
特に屋外の花壇で育てる場合は、寒さに強い品種の選定と適切な防寒対策が重要になります。
ここでは、冬でも屋外で育ちやすい23種類の多肉の特徴と冬の管理ポイントについて詳しく解説します。
(動画の登場順です)2024/2/4公開
マディバ(Madiba)

エケベリアの中でも独特な波打つ葉が特徴。
紅葉すると葉がほんのりピンク色に染まる美しい品種です。
ただし、耐寒性は低めで、5℃以上を維持できる環境が理想。
寒冷地ではビニール温室や室内管理を検討すると安心です。
我が家の多肉花壇の環境
西側にブロック塀、南北に建物がないため、風が吹き抜ける位置にある多肉花壇です。
屋根はありますが、雨が降れば簡単に吹き込みます。
昼間は、しっかり太陽光は届きますが、夜間はマイナス3度から7度程度まで冷え込み
理想の育成環境とは言えない花壇です。
この秋に、試しにと抜き苗を地植えにしてみました。
暖かい時期に植え付けたこともあり、寒くなるまでにしっかり根付き調子良く成長しています。
朧月(Graptopetalum paraguayense)

丈夫で成長が早く、寒さにも強い品種です。
-5℃程度まで耐えられるため、屋外花壇でも問題なく育ちます。
葉挿しでの増殖も簡単で、多肉初心者にもおすすめ。
霜が直接当たるとダメージを受けるため、軒下などの風の当たりにくい場所で育てるとより安全です。
多肉花壇イチオシの品種です。
茎が長く伸び、うねうね伸びて、いわゆる暴れ多肉を作ることができます。
ご近所に、この朧月を庭先に群生させているお宅があり、お散歩の途中に楽しませていただいています。🤭
秀麗(Graptosedum ‘Francesco Baldi’)

朧月と同様に丈夫で増えやすく、冬になるとほんのりピンク色に紅葉します。
耐寒性は比較的強く、-5℃程度まで耐えることができます。
冬は乾燥気味に管理すると、より寒さに強くなります。
葉が落ちたところから、勝手に葉挿しが成功し、群生していきます。
現在、大きな秀麗丼を作成中です。
春には立派な1鉢ができる予定。
ロゼットも大ぶりになるので、一種類でも見応えのある鉢になります。
成長速度も早めなので、待ちきれなーい!早く大きくしたいよー!
と、いうセッカチさんも楽しむことができます。
ピンクプリティ(Graptoveria ‘Pink Pretty’)

丸みを帯びた葉が特徴的な可愛らしい品種。
紅葉時にピンク色が強く出るため、冬の花壇を美しく彩ってくれます。
耐寒性は0℃程度まであるものの、寒波が来る地域では軽い防寒対策をすると安心です。
我が家では、最強多肉です。
暑さ、寒さでも遮光も防寒もなしの雨ざらしで、繁殖しています。
あまり雨が続くようだったり、霜が当たり続けるようだと傷がついたりします。
それで、ダメになったりはしないのでうちでは放置です( 艸`*)ププッ
大切な一苗の場合は、軽く防寒をしてあげた方が良いかも。
薄化粧(Graptopetalum superbum)

ヒラヒラした葉で紅葉期以外ではライムイエロー、冬には紫やピンクがかった美しい紅葉を見せます。
開花時には黄色い細かい花が咲き乱れます。
耐寒性は0℃程度で、寒さには比較的強め。
ただし、霜に当たるとダメージを受けやすいので、夜間の冷え込みには注意が必要です。
紅葉が浅い時は、黄緑からオレンジの可愛らしさがあります。
我が家の現在は・・・。
寒すぎたのか、赤から濃紫色になり少々寒そうな顔をしています。
この色の変化がこの種の特徴といえます。
株元から、次々と新芽を噴いて手をかけなくても増やすことができるので、初心者でも挑戦しやすい品種なので、ぜひ冬の花壇に取り入れてみてください!
白牡丹(Graptosedum ‘Titubans’)
Graptosedum(グラプトセダム) は Graptopetalum(グラプトペタルム) と Sedum(セダム) の属間交配種であり、白牡丹は Graptopetalum paraguayense(朧月) と Sedum stahlii(スターレイ) の交配で生まれたとされています。
そのため、海外では Graptosedum ‘Titubans’ として流通しています。
淡い青緑色の葉を持ち、紅葉すると淡いピンクになります。
0℃程度まで耐えられますが、乾燥管理を徹底するとより耐寒性が増します。
バラバラ事件で有名なのがこの子です🤣
でも、増えやすさもNo. 1
落ちた端から、根を張り増えていきます。
梅雨時期の過湿さえうまく乗り切れば、最強多肉と言えるでしょう。
多肉植物は白牡丹から始めました!と、いうタニラーさんが多いのではないでしょうか?
我が家にも、気づいたらベランダにもうありましたw
エボニー(Echeveria ‘Ebony’)

葉の先端が黒く染まる美しいフォルムが特徴。
エケベリアの中ではやや耐寒性が低く、5℃以上の環境が理想です。
冷え込みが厳しい地域では簡易温室や室内管理が必要になります。

動画に登場したエボニーさんは、少々傷だらけ😓
この子は、春に「地植え行けるか?」と、爪が折れていたので商品にならない子を地植えしてみた子。
夏の暑さも、現在の寒さも耐えています。
でも、エボニーさんは元々は、デリケートな品種なのでこんな過酷な扱いはよしてあげた方が良いですね。(うちでは続行するけどw)
こんな環境に負けずに、でっかく成長してください。
虹の玉(Sedum rubrotinctum)

小さなぷっくりとした葉が特徴で、寒くなると真っ赤に紅葉するセダムの代表種。
耐寒性があり、-3℃程度まで耐えられます。
冬の寒さで紅葉を深めるため、できるだけ日光に当てるのがポイントです。
動画で登場している虹の玉は、ややおブス。°(°´ᯅ`°)°。
敗因は、秋に土を足した時の追肥がしっかり残りすぎていること。
追肥をするなら、多肉の場合は春一択てすね。
夏にずいぶんダメージを受けたので、回復させなきゃ!の焦りからくる失敗でした。
日々お勉強です。😔
オパール(Echeveria Oparl)

淡いブルーの葉を持ち、寒さが増すとピンクから赤味が濃くなってくる品種。
0℃程度までの耐寒性があり、日光をしっかり確保できると美しい紅葉を楽しめます。
我が家では、真夏と真冬の花壇は水やりをしません。
屋根がある花壇も、雨水が地面を伝わって沁みてくるのに まかせています。
この冬は、埼玉地方は雨の量が少なく少々水切れ気味。
そのためなのか、花壇の多肉は凍傷になっている子がちらほらいます。
このオパールも葉先が黒くなっているのも霜焼けのようです。
霜焼けになった葉はどうする?
私は放っておきます。
黒くなったりして見た目が良くないですが、葉焼けした葉と同様に、葉の展開とともに下葉になっていけば、普通に枯れ葉となります。
それまでは、その葉もその苗にとっての貴重な水分源です。
グラウクム(Echeveria ‘Glaucum’)

葉の表面に白い粉をまとったようなブルーグレーの美しいエケベリア。
耐寒性は0℃程度で、霜や冷え込みにはやや弱いため、防寒対策が必要な場合もあります。
ファセットライン(ウォーターマーク)が、筋肉のシックスパットを思わせるバキバキの白いラインが美しい子です。
ぽろっと葉っぱが落ちやすいですが、その葉っぱももちろん葉挿しができます。
暑さにも強く逞しく、私の大好き多肉でもあります。
銘月(Sedum adolphii)

日光をたっぷり浴びると葉が黄金色に紅葉するセダムの一種。
-3℃程度まで耐えられるため、屋外管理も可能ですが、強い寒波には注意が必要です。
うちでは、よく凍ります。🥶
凍りはしますが、何日も寒さが続かないようであれば、自然解凍で復活する子です。
凍った葉は、一旦は柔らかくなったりしますが、柔らかくなっても水がビシャーと吹き出さない程度であれば、復活する可能性があります。
指で押させて水が噴き出すまでになった場合は、厳しいかもしれません。😭
ノープル(Echeveria ‘Noble’)

葉が厚くコンパクトな形状をしており、可愛らしいフォルムが魅力的。
耐寒性は5℃以上推奨のため、冷え込みが厳しい地域では室内管理のほうが安心です。
葉先が、霜焼けになっているようです。
何度か凍って、解凍されているようです。
春まで頑張れ!
3月になれば、安心です。
オリビア(Graptoveria ‘Olivia’)

葉のグリーンと裏の赤いラインが特徴的、小ぶりのロゼットが可愛い種類です。
丈夫で育てやすく、葉が詰まった可愛らしいフォルムが特徴的です。
生育旺盛で、子株をよく出し増えやすい。
鉢植えだろうが、地植えだろうが、とにかくよく子噴き、もりもり群生します。
葉挿しの成功率も高く、寄せ植えにも大活躍です。
スカーレット(Sedeveria ‘Scarlet’)

鮮やかに紅葉するセデベリアの一種。
耐寒性は0℃程度で、霜に弱いので注意が必要です。
🌿 霜対策の基本
❄️ 霜に当てないための対策方法
冬の寒さが厳しくなると、多肉植物にとって霜が大敵になります。霜が降りると、多肉の葉が凍結して細胞が破壊され、黒く変色して溶けることがあります。霜に当てないための対策をしっかり行い、大切な多肉植物を冬の寒さから守りましょう。
🌿 霜対策の基本
1. 置き場所を工夫する(屋根のある場所へ移動)
- 屋外管理の場合は、軒下・ベランダ・屋根付きの棚の下に移動するだけで、霜の直接の影響を防ぐことができます。
- ビニール温室や簡易ハウスを活用することで、寒風や霜から守ることが可能。ただし、昼間は高温になるので注意が必要。
- 壁際に寄せることで、地熱を利用して冷え込みを軽減できる。
2. 夜間の冷え込み対策
- 発泡スチロールや木箱の中に鉢ごと入れる(夜間のみでもOK)
- レンガやコンクリートの上ではなく、土の上や棚の上に置く(放射冷却を防ぐ)
- 寒冷地では、簡易ビニール温室を使用し、夜は中に新聞紙をかけて保温する。
3. 霜よけネット・不織布・寒冷紗を活用
📌 簡単にできる霜対策アイテム
アイテム | 効果 | おすすめの使い方 |
---|---|---|
不織布(フロストガード) | 霜よけ・防風・保温効果あり | 夜間に軽くかぶせる(風通しを確保) |
寒冷紗 | 霜や強い日差しを防ぐ | 上からふんわりかぶせる |
ビニールカバー | 温室効果・保温 | 日中は開けて換気、夜間のみ使用 |
ダンボールカバー | 冷え込み防止 | 夜だけ鉢ごと覆う(朝には外す) |
4. 地植え(花壇)の場合の霜対策
屋外の多肉花壇では、鉢植えよりも霜対策が難しくなります。以下の方法を組み合わせると、地植えの多肉を守りやすくなります。
📌 効果的な霜よけ対策
- マルチング(土の表面を覆う)
- 腐葉土・ウッドチップ・バークチップ・ワラなどを株の周りに敷くと、地熱を保持し、霜がつきにくくなる。
- マルチング材は厚めに(3~5cm程度)敷くと効果的。
- 簡易トンネルやビニールカバー
- 花壇の上にアーチ支柱+ビニールシートで覆い、霜や冷気をシャットアウト。
- ビニールの両端は昼間は開けて換気し、夜間だけ閉じるようにする。
- レンガや石を周囲に置いて地熱を利用
- 昼間に蓄熱し、夜間の放射冷却を防ぐ。
- 花壇の周りにレンガを並べたり、大きめの石を置いておくのも効果的。
- 夜間に不織布や防寒シートをかける
- 株全体をふんわり覆うように被せる(密閉すると蒸れてしまうので注意)。
- 風が強い日や雪が降る日は、しっかり固定する。
5. 水やりを調整(冬の乾燥管理)
- 冬は水分が多いと霜の影響を受けやすくなるため、水やりは極力控える。
- 霜が降りる時間帯(夜間・早朝)に濡れていると凍るので、水やりは晴れた日の午前中に行うのがベスト。
6. ビニール温室や簡易ハウスを設置
- **ビニール温室(小型ハウス)**を設置すると、霜・寒風・冷え込みから守れる。
- 風通しを確保しつつ、昼間は開けて換気をするのがポイント。
- 100均のビニールカバーを活用しても、簡易的な温室を作ることが可能。
⛄ 霜対策まとめ
✅ 屋根のある場所に移動する(軒下・ベランダ・壁際)
✅ 夜間の冷え込みを防ぐ(発泡スチロール・ダンボールを活用)
✅ 霜よけネット・不織布・寒冷紗をかける(特に夜間)
✅ 地植えの場合はマルチングやビニールカバーを活用
✅ 水やりを控えめにし、夜間の凍結を防ぐ
✅ ビニール温室を活用し、温度管理をする(寒冷地向け)
🌸 こんな対策をすれば安心!
「霜対策は難しそう…」と感じるかもしれませんが、ちょっとした工夫で大切な多肉を守ることができます。
特に、屋根のある場所に移動するだけでもかなりの効果があります。
「冬の紅葉を楽しみたい!」という場合は、霜に当たらないギリギリの環境で育てるのがベスト。
軽い防寒対策を取りながら、多肉植物の美しい紅葉を楽しみましょう!✨
ラズアガ(Echeveria ‘Ras Agave’)

濃い色合いの葉が特徴のエケベリアで、冬の寒さでより色づきが増します。
0℃程度の耐寒性があり、乾燥管理をすると冬越ししやすくなります。
色が濃く出れば、アガボイデス似。
色が薄く出れば、ラズベリーアイス似らしい。
うちの子は、ラズベリーアイス似?
交配種って母親似と父親似でお顔違いがいっぱいで面白い🤭
ブラックプリンス(Echeveria ‘Black Prince’)

黒紫色のシックな葉が特徴で、冬はより黒みが増します。
耐寒性は0℃程度で、霜に当たらなければ冬越しが可能です。
茎がとにかく太い
テグスでの胴切りは、困難。うちだけかしら?
思いっきり切れるハサミで、ざっくりやっちゃってください。
葉挿しも、葉が大きいためかよく出て成長も早いです。
ミセバヤ(Hylotelephium sieboldii)

開花時の画像です。
日本の寒冷地でも育つ耐寒性抜群の品種。
冬は地上部が枯れるものの、春になると再び芽吹きます。
-10℃まで耐えられるため、ほぼ防寒不要。
花壇では敵なし!最強多肉です。
根の繁殖力も旺盛で、花壇を埋め尽くす勢いで伸びます。
そのため、我が家ではプレステラごと植えて、半地植えというスタイルです。
数年に一度掘り上げて、根の処理をするようにしています。
それでも、スリットから伸ばした根が蔓延っていて大変😅
増えすぎ注意なタニクかもしれません。
ドラゴンズブラッド(Sedum spurium ‘Dragon’s Blood’)

紅葉すると赤紫色に変わるセダムで、-10℃の寒さにも耐えられる強靭な品種。
冬でも地植えで問題なく育ちます。
我が家では、秋に剪定しています。
まだ暖かいうちに剪定することで、新芽が芽吹きその状態で越冬させます。
春になると、一斉に成長し、またもっさり増えてくれることと思います。
❄️ 冬の多肉花壇の地植え育成法まとめ
冬の多肉花壇では、耐寒性のある品種を選び、適切な管理と防寒対策を行うことが大切です。多肉植物は基本的に乾燥を好み、寒さに強い種類もありますが、霜や過度な低温には弱いものもあるため、地域や気候に応じた対策を考えましょう。
✅ 冬の多肉花壇育成のポイント
- 耐寒性のある多肉を選ぶ
- -5℃以下の寒さでも耐えられる品種(セダム、グラプトペタルム、クラッスラなど)を中心に植える。
- 耐寒性が低めの品種は、寄せ植えではなく鉢植えにして冬場だけ移動できるようにする。
- 日当たりの良い場所に植える
- 冬でも日照時間が確保できる南向きの花壇を選ぶことで、徒長を防ぎ、紅葉を楽しめる。
- 風が強い場所は避けるか、防風ネットを活用する。
- 水やりを控えめに
- 冬は休眠期のため、過度な水やりは禁物。
- 霜が降りる前に水分を減らし、土が乾燥している状態を保つことで耐寒性を高める。
- 雨や雪がかかりすぎる場合は、ビニールカバーなどで水分調整をする。
- 地熱を活用して冷え込みを防ぐ
- 地植えの多肉は土の温度を保つことで寒さに強くなる。
- 腐葉土やウッドチップ、バークチップでマルチングを行い、地温の低下を防ぐ。
- 霜・凍結対策を行う
- 霜が直接当たらないように、寒冷紗、不織布、簡易温室などでカバーする。
- 強い寒波が予想される場合は防寒対策を強化
- 地植えの多肉にダメージを与えないよう、不織布をふんわりとかける
- 簡易ビニールトンネルや温室を活用し、昼間は換気を忘れずに行う。
⛄ まとめ
- 冬の多肉花壇では、耐寒性の強い品種を選ぶことが成功のカギ
- 日当たりと風通しの良い場所で管理し、過湿を避ける
- 霜・冷え込み対策として、マルチングや不織布を活用
- 水やりは極力控えめにし、土を乾燥させた状態を維持
- 寒冷地では簡易温室やビニールカバーを使用する
冬越しの工夫をしながら、多肉の美しい紅葉や寒さに耐え抜く姿を楽しみましょう!🌿✨

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